日本ハム・新庄監督 球宴9部門独占に「喜び全開の喜びじゃないんですよ」その真意は?
「広島-日本ハム」(4日、マツダスタジアム)
日本ハムの新庄監督が、オールスターファン投票の9部門独占について喜びつつも複雑な思いを明かした。試合前に、「嬉しいですよ。けど、喜び全開の喜びじゃないんですよ。エスコンだから」と話した。
今年の球宴はエスコンフィールドと、神宮球場で開催する。それだけに「あるじゃないですか。本拠地だからっていう、そこなんですよ。そこで票が集まって。メジャーならそういうことないでしょ、実力で。(選手は)みんな活躍してますけど、それで選ばれてんのかな」とエスコンで開催するゆえの得票である可能性を指摘した。
新庄監督は97年、関西圏の大阪ドームで開催された球宴にファン投票で出場。当時打率2割1分5厘と規定打席到達者で最下位。応援ボイコットをされたこともあった。「ソフトバンクが今トップで、選ばれるのは間違いないと思ってたんですけど。嬉しいんですけど…」と実力で選ばれるべきだという主張だ。
今季に関しては首位ソフトバンクと5ゲーム差の3位と健闘。レギュラーに定着する選手も増えて、個々の知名度も上がっている。それが得票数増につながっているのは確か。ただ9部門独占するほどかとなると?。新庄監督は「例えば東京ドーム、神宮、広島とかのオールスターでファイターズの選手が今の選ばれ方してたら、もう俺はもう死んでいい」と熱く語った。