ヤクルト・山田 「絶対に決めてやる」九回同点打&通算300二塁打 延長十回、丸山和が決めたサヨナラ打

 「ヤクルト4-3西武」(4日、神宮球場)

 うつむきながらもヤクルト・山田哲人内野手は強く、確かに拳を握った。高津監督も4番・村上に代走を出し、腹をくくった場面だ。「この打席は絶対に決めてやる」。信頼に応えてみせる。土壇場の九回に放った2点適時二塁打は、メモリアルの通算300二塁打になった。

 開幕から2度の故障で離脱。「マイナス思考にならないように」と言い聞かせながらリハビリと向き合い、戻ってきた。それでも本来の状態には遠く、この日も3打席凡退。2点を追う九回2死一、二塁。直前に守護神・アブレイユにスイッチされたが、直球を右翼線ギリギリに運んだ。

 「すごく緊張した。ファンの人と一緒に勝利を分かち合えるのは、すごくいいことだなと思う」

 延長十回に試合を決めた丸山和とともに、今年初めて上がったお立ち台からの景色を見つめた。5月17日に1軍に戻ってきてからは、試合前練習後にポール間走で何本も走り込んだ。トレーナーと相談し、付き添われながらケガ防止に励んでいる。「今日みたいな勝ちにつながるヒットをたくさん打ちたい」。苦しみが癒えるのは、まだ先だ。

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