楽天・茂木 延長十回V三塁打!驚異の代打打率・615 「ほぼほぼ阪神ファンの中で仕事を全うできたのは価値がある」

 延長10回、小郷の適時二塁打で生還し、ナインとタッチを交わす茂木(撮影・立川洋一郎)
 延長10回、勝ち越しタイムリーを放つ茂木(撮影・飯室逸平)
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 「阪神1-3楽天」(4日、甲子園球場)

 イヌワシ軍団の代打の神様が大仕事をやってのけた。楽天・茂木栄五郎内野手が延長十回に決勝の適時三塁打を放ち勝利に貢献。「ほぼほぼ阪神ファンの中で、こういうふうに自分の仕事を全うできたのはすごく価値があることかな」と振り返った。

 絶好の場面だった。同点の延長十回、2死二塁からゲラの直球をたたいた。打球は右中間を深々と破る三塁打。茂木はベース上で力強く拳を握った。これで今季の代打成績は13打数8安打の打率・615と驚異的な数字を残している。

 先輩の前でもうれしい活躍だ。阪神・岡田監督は早大野球部の大先輩。試合前に同じく早大の早川とともにあいさつに行った際、敵指揮官が「早川が投げなくてよかった」と言っていたこともあり「僕が出て決勝打を打てて、ちょっとは印象に残ることができたかな」と笑った。

 現在代打の切り札として、欠かせない存在だが「最終的にはレギュラーをとることが目標」と話す茂木。「やるべきことをやって、チャンスが巡ってきたときにレギュラーで出られるように」と力を込めた。

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