5日・阪神戦先発の楽天・内 特別な甲子園でのプロ初登板へ 大阪出身「関西で野球だったら阪神。小さい頃からの思い出がある」
楽天・内星龍投手が5日の阪神戦(甲子園)に先発する。特別な球場でのプロ初登板へ思いを語った。
大阪出身の内にとって、甲子園は身近なもの。「知り合いからチケットをもらって、タイガースの試合も何度も見ました。関西で野球だったら阪神。小さい頃からの思い出がありますね」と懐かしそうに話した。
人生を変えた場所でもある。履正社高3年の2020年、新型コロナまん延の影響で夏の大会が中止になった。そこでプロを目指す球児たちのために開催された練習会に参加。アピールに成功し、プロへの扉を開いた。「(練習会を)開催してもらったおかげでプロになれましたし、あそこが人生のターニングポイントというか、転機だった」と振り返った。
4年前にマウンドに上がった際はスカウトら関係者しかおらず、静かだった。ようやく上がる甲子園のマウンドは満員が予想される。「タイガースファンの方が多いと思うんですけど、こっちの声援じゃなくても自分の声援と思えるようなマインドでいきたい。またあそこ(甲子園)で何かをつかめればなと思います」と力を込めた。