巨人 歴史的大勝の翌戦で拙攻続く 前夜23安打&18得点の打線が得点圏であと1本が出ず

 6回、見逃し三振に倒れた岡本和
 5回、空振り三振に倒れた秋広(左)
 8回、岡本和は空振り三振に倒れる(捕手・佐藤)=撮影・佐藤厚
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 「巨人-ロッテ」(5日、東京ドーム)

 巨人が歴史的大勝から一夜明け、一転して拙攻が続く展開となっている。五回に無死二塁、六回にも無死一、二塁を作りながら、あと1本が出ず無得点が続いている。

 まずは3点を負う五回。先頭の岸田が左翼線を破る二塁打で得点圏に進んだ。だが、ここで続くドラフト4位・泉口(NTT西日本)が浅い右飛に倒れると、代打・秋広は空振り三振。ハーフスイングを取られて天を仰ぐと、丸も空振り三振に倒れて無得点に終わった。

 3カード連続勝ち越し中のチームは前夜の4日、セ・リーグタイの1イニング12安打など、記録尽くしの猛攻で2年ぶりの18得点。長嶋終身名誉監督も観戦に訪れた中で9者連続安打は、「メークドラマ」を達成した96年以来の球団タイ記録でもあった。

 阿部監督は同戦の試合後、「年に何回あるか分からないくらいの、集中力を見せてくれましたね。サインも何もなかったですけど、すごい。何とかみんなが、つなごうという意識が出た結果」と興奮気味に振り返った上で、「状態はみんな上がってきてると思うけど、これがずっと続くわけでもない。明日はまた僅差のゲームだと思ってやってほしい」と気を引き締めて臨んだが、くしくも言葉通りの展開となった。

 打線は六回にも無死一、二塁を作ったが、4番・岡本和が見逃し三振。坂本、立岡と中軸が抑え込まれ、ホームが遠い展開が続いている。

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