ヤクルト・サイスニードが12球団の開幕投手で“最遅”の1勝目 10度目の正直 松本直は爆笑お立ち台で赤裸々暴露「サイちゃんすっごく怒っていたので」

 今季初勝利を挙げたサイスニード(撮影・金田祐二)
 4回、郡司のとき松本剛が飛び出しサイスニードにタッチされる(撮影・金田祐二)
 ファンの声援に応える高津監督(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト6-3日本ハム」(8日、神宮球場)

 チーム全員が待ちわびていた開幕投手・サイスニードの今季初勝利。値千金の今季1号3ランで貴重な追加点を奪った女房役の松本直と、アッパレお立ち台で球場を盛り上げた。

 2試合連発となる逆転3ランを放ったサンタナがまずはお立ち台に上がり、「サイスニードの初勝利に貢献できてとてもうれしい」と観衆をわかせると、サイスニードの順番ではひときわ大きな歓声が上がった。

 来日4年目で初の大役・開幕投手を任されるも、なかなか援護に恵まれず、この日“10度目の正直”でようやくつかんだ1勝目だった。まず「いい守備もありましたし、松本選手がいいリードをしてくれて、今日こうやって勝つことができてとてもうれしいです」と仲間に感謝。

 3試合連続でバッテリーを組む松本直とは次第に息も合い始め、「お互い知りながら探りながら、彼も今とても成長してると思いますので、引き続き頑張っていいリードしてくれると思っています」と信頼を寄せた。

 その後、大トリでお立ち台に上がった松本直は普段から呼んでいるという「サイちゃん」の相性で舞台裏を暴露。「たびたび首振られた時はああなるほどな、と。いろんな選択肢をサイちゃんがくれてるんで、そこで2人でベンチで話しながらできた」と笑い、六回に初めて四球を出してマウンドに声をかけにいった場面については「サイちゃんすっごい怒ってたんで、リラリラと言いに行きました」と笑いを誘った。

 それでもこれまで苦しむ助っ人を最も近くで見てきた捕手でもある。「(前の試合など)追いつかれた後も、チャンスになったら声出したりとかしていた。悔しい気持ちを抑えて、チームのためにっていうのがすごい見えるんで。僕も頑張って、何とか勝ちをつけたいなって思っていたので、今日は良かったです」と安堵(あんど)の表情を見せた。

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