ロッテ・佐々木 復活星 15日ぶりマウンドで6回1失点9奪三振 5勝目に「またここからしっかり」
「広島1-3ロッテ」(8日、マツダスタジアム)
2週間ぶりの登板もきっちり抑えた。ロッテ・佐々木朗希投手がプロ初のマツダスタジアムで復帰登板し、6回90球で3安打1失点、9奪三振。チームトップの5勝目を挙げた。
「感覚自体は難しかったけど、何とか抑えられた。低めに丁寧に集められた」
0-0の二回は自身のミスで先制点を許した。1死一、二塁から玉村の投犠打を一塁へ悪送球し、その間に二塁走者の矢野がホームイン。痛恨の適時失策となった。
だが、ここからギアを上げ三回から3イニング連続の三者凡退。「要所要所で良いところに良いボールがいった」と、三振を取りまくった。3-1の六回は先頭から2者連続三振。2死二塁のピンチも背負ったが、最後は落ち着いて、末包を中飛に打ち取った。
15日ぶりのマウンドだった。5月28日に出場選手登録を抹消。球団からは「上半身の疲労回復遅れのため」とされていたが、佐々木は「疲れているわけではなく、首脳陣とトレーナーの判断。投げるつもりだった」と説明。離脱中も1軍に帯同し、毎日キャッチボールで感覚を確かめた。
前夜はノーノーを許し完敗したが、久々の登板でも“らしい”投球で連敗をストップ。「野手が点を取ってくれて勝てた。その中で自分のピッチングはできた。またここからしっかり投げ続けていきたい」。欠かせない戦力が帰ってきた。