ソフトバンク 今季最多の貯金21 今宮が嫌な流れを吹き飛ばす勝ち越し適時打
「DeNA3-5ソフトバンク」(8日、横浜スタジアム)
プロ15年目の意地を見た。ソフトバンク・今宮健太内野手が味方の失策が絡んで3点差を追い付かれた直後の九回、不穏なムードを吹き飛ばす勝ち越しの適時打を放った。今季最多の貯金21をもぎ取り「何とか次の打者につなぎたいという気持ちだけだった」と胸をなで下ろした。
1死二塁で沈む球をしぶとく中前へ。中継がもたつく間に川瀬が一気に生還した。八回の守備では中村晃が二塁ベースカバーに入った今宮へ悪送球して同点3ランにつながり「いつも晃さんにはカバーしてもらっている。何とかしたかった」と先輩を救った。
この日で遊撃手として通算1494試合出場を果たし、小池兼司(前身の南海)の球団記録に並んでも「まだ満足はしていない。ショートが起点になればミスは少なくなる」。味方のエラーにも目を向ける姿は頼もしかった。