ヤクルト・奥川 22年3月以来の1軍マウンドへ 14日からのオリ3連戦で先発

 ヤクルトの奥川恭伸投手(23)が14日からのオリックス3連戦中に先発することが9日、わかった。右肘痛や足首の骨折、腰痛など度重なる故障を乗り越えて、かねて「戻りたい場所がある」と話してきた舞台に帰ってくる。

 長く、険しい道のりだったが、腐らず一歩ずつ進んできた。今年2月、2年ぶりの1軍キャンプを完走目前で離脱。何度も心は折れかけたが、2軍での登板を重ねて5月6日にはイースタン・巨人戦で白星。100球の“課題”も2度クリアし、直近では今月6日のイースタン・オイシックス戦で3回2/3を3安打2失点。50球の“調整”を挟んで1軍を見据えた。

 交流戦は現在単独3位。首位まで2差とまだ2年ぶりの頂点へ可能性を残し、勝負の1週間の一枠を任された。1軍マウンドは22年3月29日以来、勝利となれば21年10月8日以来3年ぶりとなる復活星へ。奥川が優勝へ導く使者となる。

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