「練習試合、報徳学園２－１広陵」（９日、報徳学園グラウンド）

　ネット裏の６球団、１０人のスカウト陣から熱視線を送られる中、実力を見せつけた。報徳学園が９日、兵庫県西宮市の同校グラウンドで今春センバツに出場した広陵と練習試合を行い、２－１で勝利。今秋ドラフト候補の最速１５１キロ右腕・今朝丸裕喜投手（３年）が先発し、８回５安打１失点と好投した。

　立ち上がりは四球を与えるなど苦戦するも崩れず。六回に左翼へのソロを浴びたが、七、八回は三者凡退で抑えた。最速１４７キロを記録して５奪三振をマーク。阪神・熊野スカウトは「フォームのバランスがよく腕も振れている」と評価した。

　「勝てるピッチャーになって、チームとして日本一をとることを意識してやりたい」と今朝丸。２年連続準優勝となった今春センバツ。最後の夏は頂点に導く。