福井工大が桐蔭横浜大破り初戦突破 広島・阪神で活躍の町田公二郎監督が“全国初勝利”「こういう形で神宮に来られてうれしい」
「全日本大学野球選手権・1回戦、福井工大3-2桐蔭横浜大」(10日、神宮球場)
2大会連続45度目の出場となった福井工大が、桐蔭横浜大との接戦を制し初戦を突破した。
1点を追う四回に、1死一塁から大西良来(りく)外野手(4年・福井工大福井)が今大会1号2ランを放ち、逆転に成功。六回にも相手失策の間に1点を追加した。
先発の三木健琉(たける)投手(4年・名古屋国際)は5回2/3を2失点。1点差に迫られた六回2死満塁のピンチからは藤川泰斗投手(2年・西城陽)が登板して見事に火消しすると、3回1/3を無失点の好投で試合を締めた。
広島と阪神で選手、指導者として活躍した町田公二郎監督(54)は「僅差で、よく学生が粘ってくれた」と振り返った。 21年から同大を経営する学校法人の野球部総合コーチに就任し、昨年11月に同大監督に就任。指揮官としては全国大会1勝目となった。東都大学野球リーグに所属する専大出身とだけあって神宮球場になじみも深く「こういう形で来られてうれしい」と笑顔。プロでの経験も踏まえ「練習のための練習はしちゃダメだというのは言いますね」と日頃の指導を行っていると話した。
次戦は11日に昨年王者の青学大と対戦。「すごい強い大学さんですし、勝負はどうなるか分からないので、最後まで諦めずに戦いたい」とうなずいた。