“完全試合男”中京大・高木快大が141球完封勝利 六回2死までノーノー 「西武の平良選手の記事を見て8割真っすぐに」

 好投する中京大・高木快大(撮影・持木克友)
 完封勝利を上げ、捕手の森敬太とハイタッチを交わす高木快人(左)=撮影・持木克友
 完封勝利をあげた中京大・高木快人(撮影・持木克友)
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 「全日本大学野球選手権・1回戦、中京大4-0日本文理大」(10日、神宮球場)

 愛知大学野球リーグの中京大は3年生エース・高木快大(はやと)投手(栄徳)が141球を投じ3安打完封勝利で初戦を突破した。

 4月6日の春季リーグ戦・名城大1回戦でリーグ59年ぶり3人目となる完全試合を達成した来秋のドラフト候補右腕。この日も六回2死までノーヒットピッチングを披露し、「四、五回くらいから頭によぎりました。1本打たれちゃって気が楽になった方が良いなという気持ちもありながら、もちろんノーノーしたらチームが勝ちますし、両方の気持ちでした」と振り返った。

 持ち味は最速151キロの伸びのある直球で、投球の「8割くらい」を占める。「もともとファウルは取れていたんですけど、基本の球だという分、打たれるイメージが怖かった」という中、西武・平良が意図的に直球を高めに投じているという記事を目にした。「『高めのストレートが一番打たれない』というのを見て参考にしました」と今春の東海レックスとのオープン戦で、ほとんど直球で押す投球を“実験”。「自分のストレートでここまでいけると自信がついた」と転機の一つとなった。

 直球のホップ成分が多いという特長もはまった形だ。栄徳3年時にラプソードで計測する機会があり判明し、「ホップ率が高いことを生かして、打者が思っているところと違う、バットがボールの下に入ってフライになるということは意識しています」と右腕。この日も27個のアウトの内、11個がフライアウトと持ち味を見せた。

 次戦は中部学院大-東海大九州キャンパスの勝者と戦う。「日本一を目指してきているので、一戦必勝で、一戦ずつ戦いたい」と意気込みを示した。

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