なぜ?投高打低が顕著な今季 早くもノーノー2人 阪神7年目右腕がトップ7勝 一方で8戦未勝利右腕も【投手編】

 セ・パ両リーグの3割打者がわずか3人と、投高打低の図式が顕著な今季。巨人・戸郷翔征投手(24)、広島・大瀬良大地投手(32)がノーヒットノーランを達成するなど、一部では“飛ばないボール”の影響ではとの声も聞かれるが、好成績をマークしている投手陣が目立つ。

 プロ8年目の阪神・才木浩人投手(25)は両リーグトップの7勝を挙げ、62奪三振、3完投、3完封も合わせて投手4冠。防御率1・19も堂々のリーグ2位だ。

 7日のロッテ戦でノーヒットノーランを達成した広島・大瀬良は3勝0敗、リーグトップの防御率1・07。チーム内では床田寛樹投手(29)も6勝3敗、同1・53、森下暢仁投手(26)も5勝2敗、同1・16今季から先発に再転向となったアドゥワ誠投手(25)も5勝1敗、同・98と首位を走るチームをけん引している。

 巨人では戸郷をはじめ、昨季プロ入りワーストの4勝に終わった菅野智之投手(34)が5勝1敗、防御率1・53と奮闘。9日のオリックス戦で今季初黒星を喫したが、全9試合でクオリティスタート(6回以上自責点3以内)を飾っており、安定感を取り戻しつつある。

 西武ではドラフト1位の武内夏暉投手(22)が開幕から無傷の4連勝。規定投球回に7回1/3足りていないが、防御率1・27。最下位に沈むチームにあって、1年目から抜群の数字を刻んでいる。2年連続最下位から3位と躍進している日本ハムでは、オリックスからFA移籍した山崎福也投手(31)がリーグトップの6勝、同5位の防御率2・12と先発投手陣を支える活躍を見せている。

 一方、リーグ4連覇を目指すオリックスでは、宮城大弥投手(22)が防御率は1・70ながら、2勝4敗。昨季9勝を挙げて新人王に輝いた山下舜平大投手(21)も0勝2敗、同6・43と苦しみ、4月20日に出場選手登録を抹消されている。

 最下位に沈む西武では、3年連続2桁勝利を挙げている高橋光成投手(27)が8試合に登板して0勝6敗、同4・47とチームの成績を象徴する不振に悩まされている。

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