DeNAドラ1・度会 1カ月ぶり復帰即2点適時打「走攻守全ての面で見直してきました」
「ロッテ0-4DeNA」(11日、ZOZOマリン)
ヘッドスライディングで三塁を陥れると、何度もガッツポーズを繰り出した。「チームに勢いをつけないとって思ってました。そういう思いを込めました」。5月15日以来、約1カ月ぶりに1軍復帰したDeNAのドラフト1位・度会(ENEOS)は、即スタメンに名を連ねると二回に2点適時三塁打。帰ってきた黄金ルーキーが期待に応えてみせた。
ちょっぴり日焼けした笑顔に、自信がにじむ。「理想のスイングができました」。5月16日に再調整で登録抹消され、「走攻守全ての面で見直してきました」。貴重な1打は、がむしゃらに練習に取り組んだ証だった。
2軍生活を送る中で、自らの胸の内も見つめ直した。「全然環境が違って、1軍の環境のありがたさに感謝しました。お客さんの量や雰囲気も違う。やっぱりこういう舞台でやりたいなと改めて思った」。ハングリーなマインドで、立つべき場所に戻ってきた。
試合前に「起爆剤にと思って合流させました」と話した三浦監督も、「いい働きをしてくれたし、勢いがついた」とうなずく。若さあふれるプレーがチームに連勝をもたらした。