「楽天－巨人」（１２日、楽天モバイルパーク）

　巨人・堀田賢慎投手が三回途中８安打５失点で無念のＫＯとなった。

　立ち上がりに捕まった。初回、２番・村林から４連打を浴びて２失点。さらに２死からフランコには左翼席へ３ランを被弾した。下位打線の太田、小深田にも連打を浴びて打者一巡。１番・小郷を打ち取り長い攻撃が終わったが、いきなり７安打で５失点と打ち込まれた。

　前夜は八回に２点、九回に３点を奪われて大逆転サヨナラ負け。堀田も相手打線の勢いに飲み込まれる格好となった。

　堀田は岩手県出身で、青森山田高から１９年ドラフト１位で巨人入り。めったにない東北での登板ということもあり、両親が初めて生観戦した一戦で、いきなり打ち込まれてしまった。

　二回は１死から辰己に安打を許したが無失点。徐々に落ち着き始めたかと思われたが、三回は２死を取った後に８番・太田に四球。これ以上の失点を避けたい阿部監督はここで交代を決断した。