巨人 今季ワースト5連敗で貯金&交流戦V消滅 先発・堀田が初回5失点で炎上

 1回、フランコ(後方)に3ランを許した堀田
 5回、ベンチで厳しい表情の阿部監督
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 「楽天5-4巨人」(12日、楽天モバイルパーク)

 巨人が今季ワーストを更新する5連敗。最大5あった貯金は0で、残り4試合で楽天を上回ることができず、交流戦優勝の可能性が完全に消滅した。先発した堀田が2回2/3を8安打5失点KOで3敗。初回の大量失点で反撃ムードを作るのも難しかった。

 初回、先発の堀田が楽天の積極攻撃を止めることができず、打者一巡の猛攻で5点を失った。それでも三回、2死からドラフト4位・泉口(NTT西日本)、丸の連打で1点を返すと四回だ。無死一塁で岡本和が打席に立つと、2-1から鋭い打球で三塁線を抜いた。

 一走・吉川が一気に生還。5試合、19打席ぶりの安打で、7試合ぶりの打点も記録した。「尚輝さんがよく走ってくれた」と、感謝の言葉で振り返ったタイムリー。二回にも、浅村の好守に阻まれたが、三塁線に鋭い打球を放った。苦しんできた4番の快音は今後の戦いにプラス材料となる。

 シーズン成績は5割に逆戻りし、交流戦は6勝8敗と黒星が先行する。阿部監督は10日、交流戦最後の6試合を前に「とにかく五分、五分。目標は五分」と語った。残り4試合。まずは“借金完済”に全力を注ぐ。

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