巨人・岡本和「最後打ちたかった」5連敗も19打席ぶり安打に光 阿部監督「和真の後が鬼門、外せない」

 4回、岡本和は左線に適時二塁打を放つ(撮影・佐藤厚)
 4回、岡本和は左線に適時二塁打を放ち、ガッツポーズ(撮影・佐藤厚)
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 「楽天5-4巨人」(12日、楽天モバイルパーク)

 巨人が今季ワーストを更新する5連敗。最大5あった貯金は0で、残り4試合で楽天を上回ることができず、交流戦優勝の可能性が完全に消滅した。

 試合は初回、いきなり5点を失う展開。それでも三回、2死からドラフト4位・泉口(NTT西日本)、丸の連打で1点を返すと四回だ。無死一塁で岡本和が打席に立つと、2-1から鋭い打球で三塁線を抜いた。

 一走・吉川が一気に生還。5試合、19打席ぶりの安打で、7試合ぶりの打点も記録した。チームの敗戦に、試合後の岡本和は「出てよかったというのはありますけれど、最後に打ちたかったなと思います」と言葉少な。八回、2死一、二塁の得点圏で遊ゴロに倒れた打席を悔しがった。

 この日は2番に坂本、5番にヘルナンデスと打順を入れ替えた。阿部監督は「和真の後が鬼門になっていたので、なんとか5番で率のいいヘルナンデスをもっていきたかった」と意図を説明。その上で「いろいろ工夫してね、こっちも考えているんだけどなかなかうまくいかない。固定していてもどうしようもないし、じゃあ岡本を外せるかといったら外せない。今いるメンバーで必死にやっていくしかない」と、悩める胸中を隠さなかった。

 それでも4番の一打は、今後に向けて明るい材料。岡本和は「状態は上がってきた?そうですね。そこまではいかないですけれど、いろいろやりながら頑張ります」と前を向いた。

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