オリックス 阪神にリベンジ連勝で今季最長7連勝! 紅林3安打2打点で大竹との“コータロー対決”制した 体調不良も上昇

 お立ち台でポーズを決める(左から)紅林、エスピノーザ、宗(撮影・北村雅宏)
 4回、左前へ先制適時打を放つ紅林(撮影・立川洋一郎)
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 「オリックス4-0阪神」(12日、京セラドーム大阪)

 オリックスが「関西ダービー」に連勝し、今季最長を更新する7連勝だ。立役者は阪神・大竹との“コータロー対決”を制した紅林弘太郎内野手(22)。先制打&中押し打を含む3安打2打点をマーク。2戦連続の猛打賞で打線を引っ張った。アンダーソン・エスピノーザ投手(26)は六回1死まで完全投球で5月4日・日本ハム戦以来の5勝目をマーク。リーグ3連覇王者が上昇気流に乗ってきた。

 オリックスが王者の姿を取り戻してきた。今季最長の7連勝で、3カード連続の勝ち越し。昨季、日本シリーズで敗れた阪神相手にリベンジの連勝。しかも、2試合連続の完封勝利と完璧に虎を封じ込めた。

 チームを勝利に導いたのは、オリの“コータロー”だった。四回2死一、二塁。打席には紅林弘太郎が入った。マウンド上には大竹耕太郎。初球138キロ直球を振り抜き、三遊間を破る先制打とした。

 次打席も“コータロー”撃ちだ。3点リードの六回1死一塁でも大竹の直球をはじき返し、右中間を深々と破る適時二塁打に。「5番を打たせてもらっているので、打点とかそういうところでの一本が仕事だと思うので」。二回の中前打を含めて2夜連続の3安打猛打賞としたタイムリーで完全撃破だ。

 今年1月。トークショーで倒したい相手を問われ、紅林は真っ先に「阪神」を挙げていた。「やっぱり去年、日本一を目の前で取られたチームなので」。今季の阪神戦は打率・750と絶好調。悔しさを味わった過去を原動力に、虎キラーぶりを発揮中だ。

 5月終盤から6月上旬にかけて、紅林は体調不良を訴えていた。「見ての通り鼻声なので…」と完全に回復したわけではないが、「それは言い訳にしたくない。後はもう上がるだけだと思うので」と語気を強める。中嶋監督は「体調不良の後、全然やったっすもんね。カチッとしてきた?まだっすね、ペロペロンとしています」とここからに期待している。

 リーグ順位は5位だが、交流戦では全体2位タイ。間違いなくチームは上向きだ。好調なチームを支える紅林は、仲良しの同期に思いをはせていた。

 「宮城と連絡を取りますけど、『すごい悔しい』と言っていた。早く戻ってきてほしいですし、宮城がいないと。宮城がいたらもっともっと勝てる」。エースが安心して帰ってこられるように、今後も紅林が中軸で勝利に貢献していく。

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