天理大 4番・石飛が大会タイ7打席連続安打 「ボールが止まって見えるとかはなくて(笑)」も3安打3打点で8強けん引

 4回、7打席連続安打となる適時二塁打を放つ天理大・石飛
 7打席連続安打を放ち、大会タイ記録に並んだ天理大・石飛
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 「全日本大学野球選手権・2回戦、天理大11-1八戸学院大」(12日、神宮球場)

 2回戦6試合が行われ、天理大が八戸学院大に11-1で五回コールド勝ちし、2017年以来7年ぶりとなる8強入りを果たした。4番・石飛智洋外野手(4年・出雲西)が先制&勝ち越しを含む3打数3安打3打点で、00年以来24年ぶり2人目となる7打席連続安打の大会タイ記録を達成。帝京大は関学大を相手に、前回8強入りした1971年以来、53年ぶりの勝利を挙げた。

 天理大・石飛は涼しい顔で快音を重ねた。今大会は2試合で7打席に立ち、いまだ凡退知らず。全国の舞台で“確変”に突入した。

 「ボールが止まって見えるとかはなくて(笑)。来たボールを素直に打ち返そうと思いました」

 初回2死二塁で先制の適時二塁打、同点の四回無死二塁でも勝ち越しの適時二塁打を放ち、4番らしく勝負強さを発揮した。極め付きは四回に一巡して迎えた2死二塁の第3打席で適時二塁打。全3安打は全て左中間への当たりと、華麗な流し打ちで魅せた。11日の東農大北海道オホーツク戦(神宮)での4打数4安打4打点に続く、3打数3安打3打点。2000年の亜大・藤谷大樹以来、24年ぶり2人目となる7打席連続安打の大会タイ記録を達成した。

 さらに1イニング2安打、1試合3本の二塁打も大会タイという、記録ずくめの一日。卒業後は社会人野球に進む予定で「社会人を経てプロに行きたい」と夢を口にした。次戦では大会新記録となる8打席連続安打の期待も高まる。「1打席目から自分のスイングをしていけたら。目標は日本一です」。打率10割の男がチームを初の頂点まで導く。

 ◆石飛智洋(いしとび・ともひろ)2002年12月1日生まれ、21歳。島根県出雲市出身。177センチ、81キロ。右投げ左打ち。外野手。長浜小2年から長浜野球スポーツ少年団で野球を始め、浜山中では軟式野球部。出雲西では捕手を務めて1年秋から背番号「12」でベンチ入りし、2年夏から背番号「2」。天理大では1年秋からベンチ入りし、4年春に首位打者を獲得した。

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