オリックス 連勝は「7」でストップ 6月初の完封負け 初回の走塁ミスが響く
「オリックス0-5阪神」(13日、京セラドーム大阪)
オリックスの連勝は「7」でストップ。6月初の完封負けで、今季全体では9度目の完封負けとなった。
打線は7連勝中の勢いそのままに先制できそうなシーンはあったが、得点に結びつけることはできなかった。流れを生かせず、西勇攻略に苦しんだ。
初回先頭の来田が左失で出塁し、続く西野が右前打。無死一、二塁と得点圏に走者が進んだ状況で、広岡が中堅方向に大飛球を放つ。中堅・近本のグラブに収まり、タッチアップには十分な当たりだったが、来田がハーフウエーにいたことですぐに帰塁できず、三塁進塁ができなかった。
1死一、二塁で西川が鋭いライナー性の当たりを放ったが、遊撃・木浪の正面を突く遊直となり、二走・来田も帰塁できず。その前に三塁進塁が成功していれば、好転していたかもしれない。
三回から五回まで西勇に無安打にねじ伏せられたオリックス打線。4点を追う六回は先頭の若月が左中間二塁打で出塁し、その後1死三塁となった。西野が左飛、広岡が二飛に倒れ、チャンスを生かせなかった。
主に1番を打ってきた中川が「左大腿直筋の筋損傷」で離脱。12試合連続で3番を打っていた太田をベンチ外で臨んだ一戦で、打線がなかなか機能しなかった。
八回にはこの日、昇格したばかりの森が打席に立った。5点を追う八回2死一、二塁で代打で登場したが、遊飛に倒れた。
先発の田嶋は四回に崩れた。1死二、三塁から梅野が遊ゴロ。遊撃・紅林は本塁へワンバウンド送球したが、三走の原口は捕手・若月のタッチをかいくぐるように左手を本塁ベースに滑り込ませた。結果的に野選で先制点を奪われ、その後木浪の右翼線への適時二塁や森下の2点適時二塁打で一挙4点を奪われた。
今年、京セラドームでは負けなしの左腕だったが、5回6安打4失点で自身3敗目が刻まれた。