6連敗の巨人・阿部監督「うまくいかない時はこんなもんだな」 交流戦残り3試合「まず連敗止める。最後は勝ち越して終わりたい」 大江は2軍再調整明言

 6回、マウンド付近でナインを鼓舞する阿部監督(左)=撮影・佐藤厚
 6回、投手交代を告げ、ベンチに戻る阿部監督(中央)=撮影・佐藤厚
 7回、大江(中央)は渡辺佳(左)に押し出し四球を与える(撮影・佐藤厚)
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 「楽天3-0巨人」(13日、楽天モバイルパーク)

 巨人が今季11度目の完封負けで、2カード連続の同一カード3連敗。泥沼6連敗で4月8日以来、約2カ月ぶりの借金生活に突入した。4位・DeNAとは0・5差になり、Bクラス転落危機に陥った。

 試合後、阿部監督は「うまくいかない時はこんなもんだな。取れるアウト取れなかったり。そしたら勝てないよな」と、振り返った。萩尾が打っては2安打、守備でも好守をみせアピール。「明るい材料が1つ見つかったかなと思います」と、語った。交流戦残り3試合に向けて「まず連敗を止めること。最後は勝ち越して終わりたい」と、前を向いた。3番手で苦しい投球となった大江については2軍での再調整を明言した。

 試合は序盤からチグハグの展開。この日、阿部監督は試合前に山崎伊、堀田、中山を抹消し、萩尾、増田陸、ドラフト5位・又木を登録した。8番・左翼に萩尾、9番・一塁に増田陸を昇格即、スタメンで起用。長野を6番・DHに入れ、右打者を並べるなど対策を狙った。だが、連敗中の流れからか、序盤から噛み合わない展開が続く。

 四回だ。先頭のヘルナンデスが左前打で出塁。吉川の犠打で1死二塁を作ると岡本和、岸田が四球を選び満塁とした。ここで打席に長野が立った。1-1から3球目を狙ったが、外のチェンジアップを引っかけて6-4-3の併殺打。際どいタイミングに、阿部監督がリクエストを要求したが、リプレー検証の結果でも判定は覆らなかった。

 先発の井上は6回途中、6安打1失点と粘ったが、なかなか得点が入らない展開。降板後は「3者凡退が1回しかなく、攻撃の流れ・リズムが作れる投球では無かったかなと思います」と反省し、「その中でも粘りながら最少失点に抑えられたのは良かったと思います。今回も回の途中で変わってしまったので、大いに反省してまた頑張ります」とコメントした。

 6連敗は2022年8月以来となった。14日からは札幌に移動し、日本ハムとの3連戦に挑む。先発は戸郷。エースでまずは連敗を止めたい。

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