オリックスが連敗で交流戦優勝の可能性完全消滅 杉本に今季1号もヤクルト・奥川に復活星を献上

 2回、安打を放つ杉本(撮影・石井剣太郎)
 4回、奥川(左)から本塁打を放った杉本(撮影・石井剣太郎)
 1回、西川の打球を捕球ミスするカスティーヨ(撮影・石井剣太郎)
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 「オリックス3-5ヤクルト」(14日、京セラドーム大阪)

 オリックスは連敗し、交流戦優勝の可能性が完全消滅した。

 打線は1点を追う八回に1死満塁とチャンスを作ったが、若月が見逃し三振、代打・頓宮が空振り三振に倒れた。

 四回には杉本裕太郎外野手が今季第1号ソロを放ち、ベンチ前では久々に右腕を天に突き上げる昇天ポーズを披露した。

 今年71打席目で、奥川からアーチを架けた。右腕が初球に投じた149キロ直球を強振。打った瞬間、それと分かる一撃は左中間席に突き刺さった。「久しぶりに打球を上げることができて良かった」と安どしていた。

 昨季10月7日・ロッテ戦以来となる一発。春先から打撃不振が続いていた“ラオウ”が、京セラドームでらしい一撃を放った。ここから本塁打を量産していく。

 3点を追う七回は1死三塁から代打で森が登場。「右大腿二頭筋の筋損傷」から戦列復帰した男は、石山から右中間に適時二塁打を放ち、1軍復帰後初安打を記録した。「とにかく1点を返すことだけに集中して打席に入りました。ランナーをかえすことができて良かったです」とコメントしていた。

 先発のカスティーヨが7回6安打4失点(自責3)。序盤に失点を重ねた。初回に西川を一ゴロに仕留めたかに思われたが、一塁・太田から送球をベースカバーに入ったカスティーヨが捕球できず出塁される。その後2死二塁から村上に先制打を許す形となった。

 三回は長岡の二ゴロの間に2点目、サンタナには右翼フェンス直撃の二塁打を許した。5月31日・中日戦以来の登板だったが、今季3敗目が刻まれた。

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