楽天 交流戦Vは持ち越しの延長敗戦 十回2死満塁の好機生かせず、直後に決勝点失う ソフトバンク勝利で優勝争いは混沌

 8回、茂木(右)は捕邪飛に終わる(捕手・坂倉)=撮影・佐藤厚
 3回、浅村は見逃し三振に倒れる(撮影・佐藤厚)
 11回、広島・矢野に決勝の右犠飛を許した宋
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 「楽天0-1広島」(14日、楽天モバイルパーク)

 楽天は延長戦で敗れ連勝ストップ。交流戦Vは持ち越しとなり、ソフトバンクが勝ったためその行方は混沌としてきた。

 0-0の延長十回だ。2死満塁の好機を作ると、石原が追い込まれながらも懸命に粘ったが、あと一本が出なかった。その裏、1死二塁から代走・羽月に三盗を決められ矢野の犠飛で決勝点を奪われる痛恨の展開だ。

 序盤から息詰まる接戦だった。先発の早川が序盤から広島打線を圧倒。中盤以降走者を背負ったが、得点は与えなかった。左腕は延長に入ってもマウンドへ。気迫のこもった10回無失点の投球で勝機を呼び込もうとしたが、打線が誤算だ。

 広島・大瀬良から序盤に続けてチャンスを作るも一本が出ず。中盤以降は、尻上がりに状態を上げた右腕を攻略することができなかった。八回には2番手の島内を攻めて、2死満塁の大チャンスを迎えるも代打の切り札・茂木が凡退。満員に埋まったスタンドからはため息がもれていた。

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