ソフトバンクが交流戦優勝に逆王手、TQBも形成逆転 楽天との一騎打ち 勝負は残り1試合

 勝利投手となりファンとタッチを交わす東浜(撮影・立川洋一郎)
 阪神に連勝し笑顔でナインを迎える小久保監督(左)=撮影・山口登
2枚

 「ソフトバンク6-2阪神」(15日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクが阪神戦に快勝して今季交流戦優勝へ逆王手をかけた。前日14日終了時では楽天有利だったTQBもソフトバンクが形勢逆転。2023年に続いて『TQB決着』の可能性も高まってきた。

 15日に楽天が広島戦で敗戦、同時にソフトバンクが阪神戦で勝利したため、両チームとも12勝5敗、勝率・706。16日に両チームの勝敗が同じだった場合はTQBの比較となる。

 まず交流戦で2球団が同率で並んだ場合の順位決定方式は①勝数②直接対戦成績③交流戦のTQB(得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング)が大きいチーム。楽天とソフトバンクは同一リーグのため③の比較となる。

 前日14日終了時点でのTQBは楽天が・144、ソフトバンクが・116で楽天優勢だった。ところが15日終了時点で楽天=・128、ソフトバンク=・138と逆転する形となった。

 14日時点での総得点と総失点は、楽天が59得点(136・2回)、40失点(139回)で得失点差はプラス19。一方のソフトバンクが59得点(142・2回)、43失点(144・1回)で得失点差はプラス16。楽天はコールド試合が2試合あり、イニング数が少なく分母が小さくなったことも影響していた。

 ただし、15日にソフトバンクがスコア6-2で勝利して楽天は3-4で敗戦。このため、得失点差もソフトバンクがプラス20、楽天がプラス18に。TQBでもソフトバンクが優位に立った。

 なお、過去に勝率1位で複数球団が並ぶのは2008、17、23の3度。08年はソフトバンクと阪神で、この年の規定は前年順位の上位球団を上位としたためソフトバンクがV。17年はソフトバンクと広島が並び、直接対決で勝ち越したソフトバンクが優勝となった。

 そして昨年はDeNA、ソフトバンク、巨人、オリックスの4球団が11勝7敗で勝率・611に。最終的にTQBでDeNAの優勝が決まった。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス