青学大が2連覇!6度目の優勝 今秋ドラ1候補・西川史礁「うれしさ、気持ち、悔しさ」歓喜のち涙

 「全日本大学選手権・決勝、青学大2-1早大」(16日、神宮球場)

 青学大が2-1で早大を破り、2年連続6度目の優勝を果たした。2連覇は2010、11年の東洋大以来で、青学大は初。今秋ドラフト1位候補の西川史礁(みしょう)外野手(4年・龍谷大平安)は試合後、連覇の喜びと自身の打撃不調の悔しさが入り交じった涙を流した。最高殊勲選手賞は2本塁打を放った青学大の佐々木泰内野手(4年・県岐阜商)が受賞した。

 歓喜の笑顔は試合後、涙となりこぼれ落ちた。仲間に支えられてつかんだ頂点。泥だらけのユニホームで、西川は絡み合う感情を明かした。

 「日本一をとれたうれしさ、周りのみんなに助けられた気持ち、チームのために活躍できなかった悔しさです…」

 今春は東都リーグ2位の打率・318を残し、1本塁打、7打点でリーグ3連覇をけん引。だが、今大会では4試合で2安打、0打点と苦しんだ。マークも厳しい中で「ボール球を振らされることが多かった。自分の甘さが出た」と唇をかむ。

 この試合も3打数無安打。その中でも、第1打席は我慢して四球を選び、八回無死一塁では遊ゴロで一塁へヘッドスライディングし、併殺を阻止する執念を見せた。

 仲間がチームを救ってくれた。MVPの佐々木とは昨春から2人で自主練習を重ねる。「本当に泰には助けられた。打球の強さや飛距離で負けないようにと、良いライバルです」。力を合わせ目指すは、昨年逃した4冠(春秋リーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会)。「課題をコツコツつぶして、チーム力を上げていきたい」。秋は喜び100%の涙を流す。

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