日本ハム・水谷が4割3分8厘で交流戦歴代最高打率「素直に嬉しい、ちょっとおこがましい気持ちでも」新庄監督「彼が実力でつかんだタイトル」

 1回、中前打を放つ水谷(撮影・山口登)
 交流戦で歴代最高打率をマークした水谷
 1回、水谷が中前打を放つ
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 「阪神2-1日本ハム」(18日、甲子園球場)

 日本ハムの水谷瞬外野手(23)が交流戦打率・438でフィニッシュ。2015年に秋山(当時西武)が記録した・432を上回る交流戦歴代最高打率を記録した。

 「実感ないですけど、すごい選手がおられる中で1つ名前が残るところに立てたのは素直にうれしい。ちょっとおこがましい気持ちでもありますけど」と笑顔を見せた。

 交流戦打率・443で最終戦を迎えた。この日は第1打席に中前打を放ち、3打数1安打で迎えた八回、2死三塁。申告敬遠で出塁し、代走を送られて“当確”となった。第4打席で凡退していたら届かなかったが「そうなんですか?全然知らなかったです」と振り返った。

 新庄監督は「本人がびっくりしているんじゃないですか。彼が実力でつかんだタイトルなので。でも、僕の中ではシーズンが終わって、どれぐらいの成績を残せるか、という選手になっているので」と期待値はさらに高い。「あとはけが。けがをしていても今の調子を持続して、けがをしながらも乗り越えたとき。これぐらいでもゲームに出て戦えるというところをインプットしてもらえたら、またさらにレベルが上がる」と話した。

 「ここまできたら取りたいという気持ちもあったので、何とか1本打とうと思って今日は臨んだので、打てて良かったですね、シンプルに。そこはもちろんピッチャーと、相手との戦いなんですけど、自分との戦いにも勝てたのかなという気持ちもあります」。昨季はソフトバンクの3軍でもプレーした男が、現役ドラフトをきっかけに、一気にスターに登り詰めた。

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