日本ハム・水谷が交流戦史上最高首位打者に 打率・438「1つ名前が残るところに立てたのは素直にうれしい」

 「阪神2-1日本ハム」(18日、甲子園球場)

 新たなヒーローが誕生した。日本ハム・水谷瞬外野手が交流戦打率・438でフィニッシュ。歴代最高打率の金字塔を打ち立てた。「実感ないですけど、すごい選手がおられる中で、1つ名前が残るところに立てたのは素直にうれしい。ちょっとおこがましい気持ちでもありますけど」と笑顔を見せた。

 交流戦打率・443で最終戦に臨んだ。3打数1安打で迎えた八回、2死三塁で迎えた第4打席。凡退したら届かなかったが、申告敬遠で出塁した。代走を送られ、15年に西武時代の秋山(現広島)が記録した最高打率・432を更新した。

 新庄監督は「彼が実力でつかんだタイトル」と絶賛。「シーズンが終わってどのくらいの成績を残せるかいうくらいの選手」とさらなる期待を込める。

 きっかけも甲子園だった。交流戦最初のカードとなった5月29、30日の阪神戦で2戦7安打と大暴れ。そして、「ここまで来たら取りたいと思っていた」と決めたのも甲子園。昨年はソフトバンクの3軍でプレーしていた男が現役ドラフトをきっかけに大きな花を咲かせた。

 ◆交流戦最高打率 日本ハム・水谷は交流戦18試合に出場し、64打数28安打の打率・438。2015年の西武・秋山の打率・432を上回り、交流戦史上最高打率となった。

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