巨人 台湾高校生左腕を獲得へ MAX146キロ!未来のエース黃錦豪 中長期の育成にも全力

 巨人が、台湾の高校生左腕で最速146キロの黃錦豪(ファン・ジンハオ)投手(18)を獲得することが19日、分かった。台湾・桃園市にある平鎮高在学中でカーブ、スライダー、チェンジアップと多彩な球種を持つ将来性豊かな投手。まずは育成選手として契約した上で、近未来のエースとして期待する。

 日本では無名の左腕だが、球界関係者は「台湾ではよく知られた選手。体格もよく、素晴らしい球を投げます」と評価する。身長184センチ、体重74キロ。日米複数球団からオファーがあった中、獲得に熱心だった巨人入りを決めたという。契約手続き終了後、球団から正式発表される見込みだ。

 台湾のアンダー世代は世界的にも注目されている。昨年9月には日本ハムがU18台湾代表で、最速156キロ右腕・孫易磊(スン・イーレイ)投手(18)を育成選手では異例の4年契約で獲得。昨秋ドラフト会議ではヤクルトが、台湾・鶯歌工商の最速151キロ右腕・高橋翔聖投手(18)を育成1位指名で獲得し、10日に入団会見を行った。

 巨人は阿部新監督の下、4年ぶりのV奪回に向けて、広島、阪神らと上位争いを続ける。並行して次世代のチーム作りに投手の整備は必須。台湾の逸材を獲得し、中長期の育成にも全力を注ぐ。

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