ヤクルトがオスナ&サンタナと3年間の契約延長を発表 奥村担当部長「2人とも『契約延長したい』と言っていた」 異例の6月決着
ヤクルトが21日、ホセ・オスナ内野手(31)、ドミンゴ・サンタナ外野手(31)と来季以降の契約延長に合意したと発表した。両者とも2025年から3年契約で、年俸はサンタナが3年総額900万ドルプラス出来高、オスナが3年総額825万ドル。6月という異例の早い時期での決着は、球団に前例がないという。
リーグ戦再開となる巨人戦(東京ドーム)を前に、球団の奥村政之国際グループ担当部長が報道陣に対応し「本日すべてのパーティーが署名した。ともに2025年からの3年契約になる」と発表。以前から両者ともに「契約を延長したい」と申し出があったといい、「われわれは『ちゃんと春にしっかり打たないとダメだよ』と言っていたが、有言実行というかここまで2人はよくやっている。また新たな長い契約になるが、球団は信頼しているし、(3年の契約延長は)それが現れた数字だと思う」と活躍を高く評価した。
2人は共に来日4年目。今季が契約最終年だった。
今季ここまでオスナは全64試合に出場し、打率・249。勝負強さが光り、リーグトップの37打点。サンタナも全64試合に出場し、リーグトップの打率・314と快音を連発。今季は苦しむ主砲・村上に代わって4番にも入るなど、打線の中核を担っている。奥村担当部長は「彼らは毎日出る選手なので、これから後半戦に向けてチームを引っ張っていってもらいたい」と期待した。
各球団で外国人選手がそろって苦しむ中、ヤクルトを支える助っ人コンビの貢献度は計り知れない。他球団からの評価も著しい助っ人コンビがヤクルト愛を貫き、異例の早期契約となった。