「巨人２－４ヤクルト」（２１日、東京ドーム）

　高津ヤクルトが、敵地・東京ドームで今季負けなしの４連勝。後半戦の“開幕投手”を任された吉村が今季最長となる７回１／３を投げ、４安打無失点と仕事を果たした。

　巨人のエース・戸郷を、打線が静かに攻めていった。立ち上がりには長岡の適時打で先制に成功。四回には山田の５号ソロで効果的に追加点を奪った。さらには六回。１死一、三塁の好機をつくり、中村が相手の意表をつくスクイズを試みた。球場がどよめく中、戸郷の野選も重なって貴重な追加点を奪った。

　投げては吉村が巨人打線を分断する好投。交流戦の“開幕投手”も任されたが、３試合連続でカード頭で勝利することができず。それでも高津監督は「これから彼らの世代が、スワローズの投手陣に先発陣を引っ張っていかなきゃいけないと思っているので」とあえて後半戦の“開幕投手”も託していた。指揮官の期待に応える快投で、４試合ぶりの白星を挙げた。

　これで４月２９日から３連勝した巨人３連戦（東京ドーム）に次いで、今季の敵地は４連勝となった。