西武HD株主総会「OB以外でも勝てる監督を」低迷球団に株主から批判続出 後藤オーナー「責任を痛感」

 西武の親会社、西武ホールディングス(HD)の株主総会が21日、埼玉県所沢市内で開かれ、439人の株主が出席。最下位と低迷にあえぐ西武に対し、株主から批判が続出した。

 熱烈なファンだからこそ、不満も蓄積されるというもの。株主の一人は“監督人事”に踏み込んだ。「ライオンズのOBでなくても勝てる監督を選んでほしい」と要望すると会場は大きな拍手が起こった。

 5月にチーム不振のため松井監督が休養し、渡辺GMが監督代行を兼務することが決定。今回の人事について理解を求めた奥村剛球団社長は「ご意見は受け止めて勝てるチームを作っていきたい」と約束した。開幕から低迷し、「期待に沿えず申し訳なく思っております」と株主に謝罪した。

 別の株主からは「チームが緩い。キャンプが短い」「勝つことが最大のファンサービス」と厳しい意見も上がった。西武・後藤高志オーナーを名指しにして「ライオンズは西武の顔。バックアップいただけると毎年、聞いてますが、時々“?”が出るような時もあります。力を注いでいただきたい」と訴えた。

 厳しい表情を浮かべた後藤オーナーは「責任を痛感しております。改革で常勝軍団を取り戻す。先頭に立ってやっていきたい」。ファンの痛烈な批判も期待の裏返し。険しい道だが、再建へ歩を進めていく。

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