ヤクルト・オスナのトリックプレー不発 けん制球を捕球できなかったように見せかけたが、巨人・立岡は引っかからず

 「巨人-ヤクルト」(22日、東京ドーム)

 両軍無得点で迎えた七回1死一塁の場面で面白いシーンがあった。ヤクルト2番手の大西がクイックターンからけん制球を投げたが、マウンドでつまずいてバランスを崩した。けん制球は高く浮いたが、身長188センチのオスナがジャンプ一番ミットに収めた。

 だが、次の瞬間、オスナはけん制球を後ろにそらしたように見せかけ、ファウルグラウンドにダッシュするそぶりを見せた。ここで一塁走者の巨人・立岡が勘違いして二塁に向かおうとしていたら、一、二塁間の挟殺プレーでアウトになっていたと思われるが、立岡は冷静で、一塁ベースから動こうとはしなかった。

 トリックプレーが未遂に終わったオスナだったが、この場面を大西が三振ゲッツーで乗り切り、スコアボードに「0」を刻み込んだ。

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