中日 立浪監督の投手交代が認められず 続投の斎藤が上本を三振斬りで窮地脱出 ベンチ内で意思疎通トラブルも5カードぶり勝ち越し
「中日2-1広島」(23日、バンテリンドーム)
中日・立浪監督の投手交代が認められないハプニングが起こった。
七回2死一、三塁の場面。マウンドには斎藤が立っていた中、大塚投手コーチがタオルを持ってマウンドへ向かった。その後、同コーチがベンチに戻ろうとした瞬間、立浪監督がベンチを出て交代を告げようとした。
しかし一塁線を大塚コーチが越えてしまっていたため、投手交代は認められず。何らかの意思疎通トラブルが発生したとみられ、公認野球規則のプレーヤーの交代には「監督(またはコーチ)が投手のもとへ行った後、ファウルラインを越えて引き上げたら、その投手はそのときの打者がアウトになるか、走者になるか、または攻守交代になるまで投球した後でなければ退くことはできない。ただしその打者に代打者が出た場合は、この限りではない」とある。
最終的に続投となった斎藤は上本を内角低めのスライダーで空振り三振に仕留め、鮮やかにピンチを脱した。そして八回、カリステのタイムリーで勝ち越し点を奪い、最後はR・マルティネスが締めて5カードぶりの勝ち越しを決めた。
試合後のインタビューでは「(投手陣が)とにかく最少失点で抑えないとなかなかチーム全体で点がとれてないので」と語った。