巨人 トレード加入の若林楽人が入団会見「スピード感ある野球が持ち味」 内外野でアピール決意
西武からトレードで巨人に移籍した若林楽人外野手(26)が25日、東京・大手町の球団事務所で入団会見を行った。背番号は「59」に決まった。会見の冒頭、「伝統のあるチームに加わること。戦力になりたいという気持ちだけです」と、引き締まった表情で話した。
会見前には、阿部監督にも電話で挨拶。登録は外野手だが、西武では2軍戦で二塁の守備にも就いた。阿部監督との会話でも希望のポジションになり「まだまだ下手くそですが、チャンスがあるならもっともっと練習して、そういうところにも関わっていきたい」と、内外野守れるユーティリティープレーヤーとしてアピールする覚悟を示した。その上で「足とスピード感のある野球が自分の持ち味なので、そこを生かしていきたいと思います」と語った。
若林はプロ1年目の21年シーズン、わずか44試合で20盗塁を記録した。左膝前十字靭帯損傷で途中離脱したが、走攻守で高い潜在能力を秘める。阿部監督は今後の起用法について「まずは本人がどうしたいか、ヒアリングしたい」と説明。2軍では内野守備にも就いており、「ユーティリティーでやっていきいのか、どこで勝負していきたいのかを聞きたい。尊重してそこから考えたいですね」と話しており、慎重に今後の起用法を見極めていく方針だ。