DeNA・宮崎 延長十回サヨナラ弾「自分のバッティングができました」 チーム3位浮上導いた

 「DeNA5-4巨人」(27日、横浜スタジアム)

 豪快な打球が、左翼席へ一直線に吸い込まれた。延長十回1死。DeNA・宮崎がひと振りで決めた。チーム今季初のサヨナラ勝ち。本塁で待ち構えた仲間たちから手洗い祝福を受け、武骨な男がとびきりの笑顔を弾ませた。

 甘く入ったスライダーを見逃さなかった。「自分はホームランバッターじゃないので、まず塁に出ることを心がけました。自分のバッティングができました」。昨季5月4日の広島戦以来、自身8度目のサヨナラ打。左太もも裏の肉離れで7日に登録抹消し、実戦を経ず21日の阪神戦から“ぶっつけ”で1軍復帰した。頼れる男のバットが、チームには必要だった。

 これでチームは3位浮上。八回に同点にされた展開に三浦監督は「勝ち切らないといけない試合だった」と反省も、宮崎の値千金アーチに「あそこで決められるのはさすが」とたたえていた。

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