「巨人１－２広島」（２９日、東京ドーム）

　巨人は痛恨の敗戦。連勝ならず勝率５割となった。

　１－１の九回、守護神バルドナードが菊池にソロ被弾。登板３試合連続の失点で決勝点を奪われた。

　打線は相手先発・大瀬良の前に序盤から沈黙した。四回２死まで無安打。六回１死後には投手・グリフィンが中前打を放って出塁したが、続く１番・丸が遊ゴロ併殺打に打ち取られ、本拠地は大きなため息が充満した。七回１死一塁から岡本和が左線二塁打を放って二、三塁と好機を広げたところで大瀬良は降板。ただ塹江を相手に大城卓が一ゴロ、さらに森浦を相手に岸田が空振り三振と相手の小刻みな継投の前に得点を奪うことはできなかった。

　振り出しに戻したのは０－１の八回。１死一塁から代打・立岡が送りバントに失敗して嫌なムードが充満したが、丸の中前打などで２死満塁と好機を広げる。ここでヘルナンデスが、しぶとく一塁強襲の適時打を放って１点を奪い同点に追いついた。

　先発したグリフィンは８回を２安打１失点と好投したが、バルドナードが誤算だった。