前橋商・清水 6回10K無失点 阪神ら9球団スカウト23人熱視線
「練習試合、前橋商4-0大宮東」(29日、前橋商第2グラウンド)
今秋ドラフト候補の最速148キロ右腕、前橋商・清水大暉投手(3年)が29日、同校グラウンドで大宮東との練習試合に先発し、6回1安打無失点、10三振と好投した。
「体が思うように動かなかったんですけど、その中でうまく投げられました」。この日は最速144キロ。大宮東・冨士との投げ合いにNPB9球団23人のスカウトが集結し「力みがあった」ものの、意識しているテンポの良い投球で的を絞らせなかった。関東大会後はセットポジションからワインドアップに変更し「リズム良く投げられる」と奏功。夏に向けて体重も1・5キロ増やし、さらにスケールアップした。
DeNA・稲嶺スカウトは「自然な力感で質の良い球を投げられる。伸び代十分」と評価。阪神・吉野スカウトも「見るごとに良くなっている」とうなずいた。可能性がたっぷり詰まった192センチの長身に今後も熱視線が注がれそうだ。