日本ハムが今季最悪5連敗 貯金ついに「0」に 急失速20試合で最大貯金9はき出す 新庄監督、劣勢に勝ちパターン投入の執念も

 8回から登板し、追加点を許してなお無死満塁で降板する杉浦(左)=撮影・中島達哉
 9回、野村勇に適時打を許した生田目(撮影・中島達哉)
 7回、二飛に倒れる万波(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム3-10ソフトバンク」(30日、エスコンフィールド)

 日本ハムが被安打17の10失点で完敗を喫し、今季ワーストの5連敗。4日に最多タイの「9」だった貯金は、以降の20試合を4勝13敗3分けと負けが込んで、ついに「0」になった。

 先発の加藤貴は三回まで6奪三振の力投。だが、四回に栗原に先制ソロを被弾。六回に正木に適時二塁打を浴び、六回途中2失点で降板した。2点差のまま終盤は勝ちパターンのリリーフ陣を投入する執念も実らず、八回に5点を失い試合は決まった。

 加藤貴は「流れを引き寄せられないまま、マウンドを降りてしまいチームに申し訳ないです。相手もいい投手ですし、辛抱強く投げ切りたいと思っていましたが、悔しいです」とコメントした。

 打線はモイネロの前に苦戦。初回2死一、二塁、二回1死一、二塁の先制機を逃した。1点を追う五回は、1死一、二塁の好機を作ったが、続く郡司の右直の際に飛び出した二塁走者・万波が帰塁できずに併殺となった。九回にレイエスの2ランで反撃したが、時すでに遅しだった。

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