ロッテ・石川歩「絶景で~す!」お立ち台で決めゼリフ連呼 669日ぶり勝利 吉井監督「後輩たちも良い勉強になった」

 スタンドからの祝福を背に笑顔の今季初勝利の石川歩(左)とプロ野球新記録の8試合連続二塁打を達成した岡(撮影・開出牧)
 お立ち台で会心の笑みを浮かべる今季初勝利の石川歩(右)とプロ野球新記録の8試合連続二塁打を達成した岡(撮影・開出牧)
 今季初勝利を挙げナインとタッチを交わすロッテ・石川歩(右から3人目)=撮影・開出牧
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 「ロッテ7-0オリックス」(30日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの石川歩投手が先発し、5回75球を3安打無失点。2022年8月31日・ソフトバンク戦以来669日ぶりの勝利投手となり、お立ち台で4度も「絶景で~す!」と決めゼリフを叫んだ。

 要所を締める投球を披露した。初回は2死三塁から西川を144キロ直球で見逃し三振と、無失点スタート。2-0の三回には、2四球などで2死一、二塁と走者を背負ったが、太田を右飛に打ち取った。五回は2死から四球を与えたが、最後は森を中飛に仕留め、この日の仕事を終えた。「緊張もしましたし、あまり思ったより状態は良くない中でなんとか粘れたかなと思います」と振り返った。

 降板後は吉井監督と握手を交わした。指揮官は「技術は天下一品。きょうは後輩たちも良い勉強になったんじゃないかな」と話し「故障明けというのはいろんなことを思い出すと思うんですけど、ここまで諦めずによく頑張った。うれしかったです」とベテランの復活を喜んだ。

 右腕は昨季の開幕投手に指名されていたが右肩のコンディション不良のため回避し、プロ10年目にして初めて1軍登板なしに終わった。昨年10月には右肩の手術を受け、育成選手契約となっていた。今季はイースタン・リーグで8試合に登板し2勝0敗、防御率1・08の成績を残し、今月24日に支配下復帰した。

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