巨人、首位広島に勝ち越し3位浮上 珍事連発…丸にライナー直撃、審判勘違いでドタバタ展開 

 「巨人3-2広島」(30日、東京ドーム)

 やるか、やられるか。巨人は1勝1敗で迎えた首位・広島との第3戦。阿部監督は中川、大勢、畠を昇格させ、6人を入れ替える必勝態勢で臨んだ。結果的には采配が奏功して1点のリードを死守。3位浮上と手に汗握る熱戦だったが、試合は思わぬハプニング続きだった。

 初回、中前打から三塁に進んだ丸の右太ももに、岡本和の強烈なライナーが直撃。思わず倒れ込むほどの激痛に試合後、主砲は「痛そうでしたね…。打球速度を聞いてました」と、ベンチでのやりとりを笑顔で明かしたが、“打ち直し”の中前適時打で先制。ここから4連打で3点を奪った。

 試合が進み、六回だ。高梨が1死二、三塁から堂林を三振に抑えたところで、杉内投手チーフコーチがマウンドに向かった。広島は代打・二俣をコール。すかさず阿部監督が船迫に代えようとしたが、認められず審判団が集まって協議を始めた。結果的に「勘違いでした」と球場アナウンスで謝罪。七回にも球審が巨人の投手交代を認めず、すぐに訂正するミスがあった。

 阿部監督は「ビックリしちゃいましたよ」と苦笑いで振り返ったが、即謝罪に「審判の方も人間ですからね。間違えもありますよ」と大人な対応。1点リードの九回には大勢が、2死満塁のピンチを背負うなど最後までハラハラ、ドキドキの展開を制して「広島に勝ち越せたのは大きい」と笑った。シーズンの分岐点と位置付けた3連戦。珍事連発での勝利が、振り返れば、ターニングポイントになるかもしれない。

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