DeNA・佐野 「絶対自分が決めるんだと」闘志ほとばしらせたV打 首位・広島と1差「接戦を取れるのは大きい」

 10回、中前に勝ち越しの適時打を放つ佐野(投手は石井、捕手は梅野)=撮影・中田匡峻
 10回、中前に勝ち越しの適時打を放ち、絶叫する佐野(撮影・中田匡峻)
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 「阪神1-2DeNA」(5日、甲子園球場)

 あふれ出る闘志をほとばしらせた。DeNAは延長十回1死三塁で佐野恵太外野手が決勝の中前適時打。「オースティンの出塁、そして好走塁。それから牧のしぶとい進塁打。本当に打席に立つ前に震えながら、絶対自分が決めるんだと強い気持ちで打席に立ちました」と迷いはなかった。

 左前打のオースティンがバッテリーエラーで好走塁を見せ二進。続く牧は9球粘ってチーム打撃に徹した。意気に感じた佐野は「牧が前進守備にしてくれていたので、いいところを抜けてくれて良かったなと思います」と振り返った。これで6月30日の中日戦(バンテリン)から5試合連続安打となった。

 ついに首位・広島と1ゲーム差。筒香が左肋骨の疲労骨折でこの日に登録抹消され、主軸を1人欠いた中での一丸となった勝利に、佐野は「もっと上に、上に行けるように。こういう接戦を取れるのは大きい」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。

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