ヤクルトに新加入した元オリックス・中川拓真捕手（２１）＝火の国サラマンダーズ＝が６日、埼玉県戸田球場で行われていた２軍残留練習に初参加。新天地での再出発となった。

　打撃練習などで汗を流すと、練習後にはもう一度ＮＰＢでプレーできる喜びを改めて語った。「率直にとてもうれしかったですし、もう一回ＮＰＢでやらせてもらえるということですごくやる気が出ました」と話し、「バッティングの部分だったり、長打力と広角に打ち分けるのと、守備面でいったらストッピング。ピッチャーを鼓舞する声かけだったりを見てほしい」とアピールした。

　中川は２０年ドラフト５位でオリックスに入団。一軍出場はなく、昨季戦力外通告を受け、独立リーグ、火の国サラマンダーズでプレーしていた。オリックスで同期入団した山下や来田らから激励の連絡をもらったといい、ドジャースの山本には「決まりました」と連絡。「おめでとう、頑張れよって。メッセージもらってうれしかったです」と話した。