元虎戦士の中日・板山が6年ぶりプロ2号で連勝に貢献 また広島・大瀬良から 「久しぶりにしっかり自分のスイングできた」

 4回、板山は右越えソロを放つ(撮影・市尻達拡)
 ヒーローインタビュー後、ファンとタッチをする板山(撮影・市尻達拡)
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 「中日2-1広島」(6日、バンテリンドーム)

 6年ぶりの感触が残った手を握り締め、ダイヤモンドを一周した。右翼席に飛び込んだ今季1号ソロ。中日・板山が竜党からの大歓声を一身に浴びた。

 最少リードの1-0で迎えた四回。2ボールからの3球目を振り抜いた。「打者有利のカウント。思い切っていこうと。久しぶりにしっかり自分のスイングができた」。リードを広げる貴重な一発が、最終的には1点差勝利につながった。

 阪神時代の2018年5月12日の広島戦(マツダ)以来となるプロ通算2号。相手は初本塁打を放った時と同じ大瀬良からだ。6年前は最優秀防御率と最多勝の2冠に輝き、今季もここまでリーグトップの防御率0点台を誇る球界を代表する右腕を再び一発で仕留めた。「そこはたまたま。1点でも取ってあげたかったのでいい結果になってよかった」と喜んだ。

 恩返しの一打でもあった。プロ4年目の19年、初めて1軍出場なく終わったこの年のオフから広島・秋山の合同自主トレに参加し始めた。昨オフこそ手術明けで参加できなかったが、それまでは4年連続で一緒にトレーニング。公私で助言をくれるシーズン最多安打記録保持者を「僕の師匠です」と板山は言い切る。

 6月下旬、名古屋で「師匠」と食事をともにした。秋山から「いい時も悪い時もあると思う。だけど今やっていることを続けていけよ」と励まされた。板山は「本当にうれしい。これからももっともっといいところを見せていきたい」と活躍を誓う。勝負強い打撃で今や竜のクリーンアップも任されている30歳。プロ入りから苦節9年。遅咲きの花が新天地で開こうとしている。

 ◆板山祐太郎のプロ初アーチ 2018年5月12日、広島戦(マツダ)でこのシーズン1軍初昇格、即6番・二塁手として先発出場。すると第2打席、五回の先頭打者として、大瀬良の外寄り直球を流し打ち。左翼方向に高く舞い上がり、そのままスタンドインしてプロ初本塁打となった。

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