中日・板山 プロ初サヨナラ打 代打で大仕事!連日のお立ち台「一生忘れない」 首位広島と3・5差

 「中日2-1広島」(7日、バンテリンドーム)

 ヒーローは遅れてやってきた。九回1死満塁。中日サヨナラの場面で「代打・板山」のコールが本拠地に響いた。「心臓の音が聞こえるぐらい緊張していた」。それでも板山は冷静だった。

 栗林の低めのフォークにうまく対応すると、鋭い打球は右前に転がった。「抜けた瞬間に最高にうれしかったです。みんながうれしそうな顔でこっちに走ってきてくれた。その光景は一生忘れないと思います」。プロ初のサヨナラ打。チームメートから水を掛けられる手荒い祝福にも満面の笑みで喜びを爆発させた。

 前日に続く2日連続でのお立ち台。「やりましたー!」と第一声を響かせた。この日はスタンドから妻、長男、長女が観戦。「子どもたちにいい姿を見せられてうれしいです」と父親の顔ものぞかせる。

 前日は6年ぶりプロ2本目となる本塁打で勝利の立役者。ただこの日はスタメンに名前はなくベンチスタートだった。試合中にはベンチ裏でたまたま顔を合わせた立浪監督から「いいところでいくぞ」と声をかけられて代打での起用を待った。

 「自分でもいいところで回ってこいと思っていた。状況を想定しつつ準備はできていました」。指揮官も「チャンスがあれば勝負を懸けようと思っていた。プレッシャーのかかるところでよく決めてくれた」と最敬礼でねぎらった。

 最大8まで開いていた首位とのゲーム差は3・5まで迫った。前半戦はあと11試合。昇竜のように駆け上がる。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス