巨人・丸 7号2ラン含む4安打で打線けん引 4連勝で首位・広島に7毛差肉薄

 「ヤクルト3-7巨人」(7日、神宮球場)

 笹の葉に飾られた短冊の中から、巨人・丸佳浩外野手は「日本一」と記された短冊を選んだ。チームとしての悲願。1番打者としてけん引するベテランが、初回からバットで大量得点を導いた。7号2ランを含む4安打の活躍で、首位・広島にゲーム差なしの7毛差と肉薄。4連勝とムードも最高潮だ。

 「なんとか今日は1打席目から、チームに勢いを与えることができたかなと思う」。振り返ったのは初回の攻撃だった。簡単に追い込まれながらもファウルで粘り、チェンジアップにバットを合わせ中前に運んだ。以降、4得点を導いた安打に阿部監督も「あれが全てでしたね」と絶賛した。

 今カードは3試合全て初回に得点。6試合連続で先制点を奪うなど攻撃の形が固まってきた。丸は広島時代、リーグ3連覇を知る。当時、回の先頭打者は「勇気を与える」-が合言葉。4月下旬から1番に定着し、勝つための定石を体現する。

 史上63人目の3000塁打にも到達。打率も一気に・315と上昇した。七夕の夜の勝利に「日本の平均気温が、3度くらい下がってくれたらうれしい」と笑いを誘ったベテラン。額に光る大粒の汗が、流れ星のようにキラリと輝いた。

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