元阪神投手が壁を殴って骨折 日本球界にもあった同様の事件 元ダイエー投手、元DeNA投手も激怒して殴打→骨折→罰金

 「カブス0-7エンゼルス」(6日、シカゴ)

 元阪神のコルテン・ブルワー投手が2点ビハインドの三回、無死一塁から投ゴロを悪送球して一、三塁のピンチを広げると、適時打2本と味方の悪送球で3点を失った。するとベンチに戻った右腕は怒りからか左手でベンチの壁を殴打した結果、骨折し、60日間の負傷者リスト入りしたことが明らかになった。

 日本でも同じような出来事があった。

 元ダイエー(現ソフトバンク)の杉内は、2004年6月1日のロッテ戦を2回7失点で降板直後、ベンチを殴って両手を骨折し、4カ月間、戦列を離れる重傷を負った。左腕はベンチ内のイスを左右の両拳で続けざまに殴打。近くにいた城島が「利き手はやめろ」と制止したが間に合わず、球団からは罰金100万円と10日間の謹慎処分以外に、現場首脳陣から年俸の約1割に相当する500万円の罰金も科せられた。

 2019年には元DeNAのパットンも感情の高まりを制御できなかった。右腕は8月3日の巨人戦に登板した際、1死も奪うことができずに2失点降板。球審の判定に不満そうな態度を見せるなど、降板後にベンチ内にある冷蔵庫を殴って右手を骨折した。この際にも球団は罰金500万円の処分を科している。

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