「高校野球神奈川大会・２回戦、横浜１０－０座間総合」（９日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか）

　座間総合が５回コールドで敗れ、２回戦で夏を終えた。優勝候補の横浜に対し、エースと内野を守る３人が１イニングずつ交代して登板する継投を見せたが、及ばなかった。

　棟近康平監督は「このチームになってずっと４人が投げてきたので、横浜相手にどれだけ通用するのか試したいというのもあって心に決めて挑みました。（相手打者が投手の球に）慣れるも慣れないも相手も高校生なので、打ち損じもあると思いますし、合う合わないもあると思うので。何回まで投げるんだろうというよりも、投手が自分の気持ちを１回に投じる方が良いのかなと」と意図を説明した。

　その中で背番号１を背負う金子敦哉投手（２年）が初回と五回を投げ、計６失点（自責１）。二回に遊撃から投手となった良知直幸内野手（２年）が唯一の１回無失点だったが、指揮官は「金子に信頼を置いて『１番・投手』でやらせているので、まだ２年生ですし良い経験をしてつながっていくかなと」と明かし、「（六回以降があれば同様に）１イニングずついって、九回に金子が投げて終わろうと思っていました」と話した。メンバー１５人中、１２人が１・２年生。経験を積み、成長につなげる。