「西武１－４日本ハム」（９日、ベルーナドーム）

　日本ハムが延長戦を制して連敗を４で止めた。試合後、新庄監督は、五回に西武・野村の二塁打が日本ハムの一塁踏み忘れアピールにより取り消しとなった場面について言及。「よくマルティネスが…。何言ってんのかなと思ったけど。踏んでない踏んでないっていうから。一応プレーかかったらファーストに投げてって指示を出したらアウトに。あのカメラの位置難しいですよね。けど、移籍して初ヒットを一生懸命セカンドまで…奪い取るっていうあの気持ちもわかりますけどね」と振り返り、野村の心情も慮った。プレー自体については「よく見てた？普通じゃないかな。キャッチャーもサヨナラホームラン打たれてもみるし」と語った。

　五回にソフトバンクからトレードで入団した西武・野村の移籍後初安打が取り消される珍事が起こった。２死走者なし。スタメン出場の野村は右中間に打球を放って一塁を駆け抜け二塁打にした。６打席目で移籍後初安打となり、記念のボールは西武ベンチに回収された。だが日本ハム側のアピールで一塁ベースを踏んでいないとしてアウトになった。記録は投ゴロとなった。厳しい表情でベンチを出た西武・渡辺監督代行がリクエストを要求したが覆らず。球場内は騒然となった。