巨人・岡本和 逆転3ラン&V犠飛「抜けるんちゃう?って思ったら、びっくり」 5連勝で首位奪取、鬼門マツダで今季初勝利

 「広島3-5巨人」(9日、マツダスタジアム)

 4番は俺だ-とばかりに、フルスイングで勝利を呼んだ。首位攻防戦で光った存在感。右手人さし指を立てた巨人・岡本和が、悠然とダイヤモンドを回った。本人も「びっくり」の逆転15号3ランに、決勝犠飛で4打点の活躍。5連勝&40勝に一番乗りで単独首位に立ち、個人タイトルでも本塁打と打点の2冠に躍り出た。

 「あれ、抜けるんちゃう?って思ったら入ったので、びっくりしました」。試合後、笑顔で振り返ったのは四回の打席だ。直前、遊撃・泉口の失策から先制点を献上。嫌な流れが漂い始めた中、1死一、三塁で打席に立った。相手は同球場で39回連続無失点中の森下。無双の相手に対して2球目、高めに浮いたカットボールを狙い澄ました。

 チームとして今季マツダ初本塁打。「え、そうなんですか!?」と驚いたが、0勝4敗2分けだった“鬼門”で、重い扉を開いたのは4番だった。ヤクルト3連戦を翌日に控えた4日のことだった。岡本和がジャイアンツ球場に姿を見せ、約1時間、マシン相手に黙々とバットを振った。疲労が溜まる夏場では異例の休日返上。4番の責任、自覚が連勝を支えている。

 六回には守備で打球を右肩に受けるアクシデント。「痛いですよ…」と顔をしかめながら、「後で(土を)手で平したらちゃんときたので、明日も手でならしたい」と笑わせた。これで5試合連続安打、3試合連続打点。「チームが勝てる打撃がしたい」と岡本和。月間打率・217と苦しんだ6月を抜け、夏場を前に4番に復調気配が漂う。

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