巨人5連勝&単独首位浮上の裏に阿部監督の「言葉の力」 鬼門に「いい加減、勝とうぜ!!」 節目で効果 

 「広島3-5巨人」(9日、マツダスタジアム)

 巨人が広島に競り勝ち33日ぶりの首位に立った。5連勝で40勝一番乗り。4番・岡本和が逆転の3号3ラン&決勝犠飛の4打点と活躍。チームは今季4敗2分けの“鬼門”マツダスタジアムで初勝利を飾った。

  ◇  ◇

 5連勝&単独首位浮上の裏に、阿部監督の「言葉の力」がある。この日、広島との首位攻防戦を前に選手を集めて伝えた。「鬼門だ、鬼門だって言われるから、いい加減、勝とうぜ!!」。4敗2分けと苦しむ敵地での戦いに、ナインに伝えたのはストレートな言葉。節目、節目で効果を生む。

 先日のミーティングでも問うた。「よく自信持っていけって言うけど、その自信ってなんだ」。幼少期から始めた野球を職業にし、バット1本、グラブ1個でお金を稼ぐ。「1人でやるのが本当の練習。どれだけ野球に時間を費やせるか。これだけやったんだっていうのしかない」と伝えた。

 不振と判断すれば実績のある坂本でも再調整を命じ、4日には4番の岡本和も休日返上でバットを振った。チーム内に漂う「新風」。連日の酷暑対策も明快だ。「暑いって言わないこと。暖かいなって言うんだよ」。情報化が進む現代だからこそ、ド直球な言動が選手の背中を押す。(デイリースポーツ巨人担当・田中政行)

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